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建設業界がめざす「女性に選ばれる」産業の姿とは?女性の定着促進計画をチェック

あらゆる産業の中でも、特に女性の就業割合が低いのが建設業界です。

しかし最近では、人材不足を解消し女性の入職者割合を高めるべく、国と企業が連携してさまざまな施策を実施しています。

その結果、大手ゼネコンを中心に具体的な対策をともなった女性の定着推進の機運が高まりつつあるようです。

今回は、国と建設業界の女性定着施策と、実際に建設業界で活躍する女性たちを紹介します。

「女性の就業継続のための建設キャリアアップシステム」とは?

現在、国と建設業界がタイアップし、建設業で女性がキャリアアップできる仕組みづくりに取り組んでいます。

2020年策定の「女性の定着促進に向けた建設産業行動計画 」では、女性が定着できる業界の仕組みづくりを目的に、環境整備や女性に選ばれる業界づくりに向け、さまざまな施策を実施しています。

そのひとつが「建設キャリアアップシステム(CCUS)」を女性の業界定着に役立てる試みです。CCUSとは、建設業従事者の就業履歴や資格などを職場をまたいで登録・蓄積できるシステムです。

女性技能者がCCUSを活用すれば、育児休業などでキャリアをリセットされず、復職時に元のキャリアからリスタートできます。その結果、適切な処遇とキャリアアップを実現することが可能です。

女性が働きやすくなった建設業の現場

官民共同の施策により、建設業界は以前より女性が働きやすくなっています。「けんせつ小町」「どぼじょ(土木女子)」などと呼ばれ、実際に建設業界で働く女性が増えています。

かつての建設業界には、女性が働くうえで「現場に女子トイレや更衣室がない」「現場で女性をどう扱ってよいかわからない」「出産・子育てと両立できる制度がない」といった課題がありました。

しかし近年は、育児休業制度のほか、育児と両立しやすい柔軟性のある勤務体系など女性が働きやすい制度や環境が整えられてきています。特に大手ゼネコンでは、ダイバーシティの観点から女性の登用を推進している企業が増えています。

工事現場においても、女子更衣室やトイレを完備し、保育園の送迎のために朝礼を免除するなど、女性が働きやすい制度や環境の整備が進んでいます。

実際に建設業で活躍する女性たち

では実際に建設業界で活躍している女性は、どのような働き方をしているのでしょう。日建連の「けんせつ小町 」サイトや、パシコン技術管理で活躍している方の事例を紹介します。

ケース① 介護士から鳶へ転職したAさん

介護士から鳶へ転職したAさんは、周囲よりも現場や建材の状態に気を配れることから、職長の右腕として活躍しています。

鳶の仕事について「夜勤のある仕事より規則正しい」「日曜はしっかり休める」「毎日新しい仕事ができる」と満足しています。

ケース② 訪問介護から重機オペレーターへ転身したBさん

重機オペレーターのBさんも、訪問介護から建設業界へ転職した1人です。知り合いの鉄筋工の勧めでクレーンを選択、今ではすっかり技能を習得しています。

会社では日勤・夜勤どちらのシフトも組めるため、子どもの保育園送迎に支障のない働き方ができています。

ケース③ 新卒で施工管理に就職したCさん

施工管理に従事するCさんは、資格を取得後、育児休業を経て職場復帰を果たしています。

「指示出しが多く力仕事はほとんどない」「出産のブランクがあっても元のポジションに戻れる」。仕事と育児との両立も実現でき満足しています。

ケース④ 文系出身でBIM移行の仕事へキャリアアップしたDさん

大手ゼネコンで設計の標準化・自動化(BIM移行)の仕事に従事するDさんは、大学の文系学科を卒業後、品質管理、設計補助を経てキャリアアップを実現しています。

「週1日テレワークと土日休みの希望が叶った」とワークライフバランスの良さを実感しています。

建設業界は「女性に選ばれる」業界に変身中

建設業界は、女性にとってキャリアを築きやすい業界に変化しようとしています。技能や取得を身に付ければ、出産や育児などでブランクができても、復帰することができます。

「男性が見逃しやすい危険個所に気付ける」「コミュニケーションが上手」など女性に多い特性が、建設業に向いているという意見もあります。

また「名前を覚えてもらいやすい」「周囲が優しい」など、現状では女性が少数派なこともあり、得だと感じる場面も多いようです。

今や建設業は女性に選ばれる業界となりつつあります。建設業の仕事は、未経験や文系出身でも就職・キャリアアップが可能です。

デスクワークなど女性が取り組みやすい仕事もあるので、興味をお持ちの方は、ぜひ求人をチェックしてみてください。

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