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建設業界でも週休二日で働ける職種がある!休める建設業の仕事の探し方とは?

建設業界の長時間労働を改善すべく、国土交通省が建設業の働き方改革を推進していることはご存じでしょう。中でも、土木工事を中心とした週休2日制(4週8閉所)を普及させるために、官民共同でさまざまな施策を実施しています。

今回は、建設業週休2日の課題と国の取り組み、現状で完全週休2日制を実施できている職種の事例を紹介します。週休2日の求人例も紹介しますので、建設業界での新しい働き方を覗いてみてください。

建設業週休2日への課題

2018年度~2023年度上半期の週休2日(4週8閉所)実施状況は以下のとおりで、改善の余地が残っている状況です。

  • 工事全体で4週8閉所達成が49.4%
    →2022年度よりも4.2ポイント向上
  • 土木工事のみで4週8閉所達成が62.6%
    →2022年度よりも5.4ポイント向上        

建設業で週休2日を定着させるためには、業界特有の課題を克服する必用があります。

日給制で働く建設作業員にとって、週休2日は働く日数と収入が減ることを意味します。他産業と同様の休日を確保するためには、日給制から月給制へ移行させることが必要です。

事業者にとっても、週休2日では従業員1人当たりの工数が減るため、同じ工数により多くの人材を投入しなければなりません。また、工期が伸びる分計上する経費が増え、民間工事の受注で、週休1日の会社よりも入札で不利になるとの認識が残っていることも課題です。

一方で朗報もあります。2024年4月から建設業でも罰則付き残業規制が始まることを受け、業界を挙げてBIM/CIM化やICT活用が進められ、大幅な業務効率化が実現しています。さらに、建設キャリアアップシステム(CCUS)の浸透で、建設業従事者のキャリア形成意識が高まっていることもあり、業界の生産性は今後ますます向上すると予想されます。

国土交通省による建設業週休2日の取り組み

2024年4月から、建設業でも時間外労働の上限規制が適用されることを踏まえ、国土交通省は週休2日の「質」を向上させる施策を示しました。

2023年度までは、工期全体で週休2日分の休みを確保できれば週休2日とみなされましたが、2024年度からは、各月で週休2日相当の休みが必要とされています。

また今回の施策で国は、月単位で週休2日を達成した工事について、労務費などを割増計上できる補正係数を新設しました。さらに完全週休2日(土日)を達成できた企業に対し、工事成績評定で加点する施策も打ち出したため、対象企業は入札でも有利になります。

こうした国の施策により、建設業特有の繁忙期・閑散期の仕事量の差が解消され、休日が確保しやすくなることが期待されます。

建設業で週休2日を実現した職種の事例

国の取り組みが功を奏し、建設業でも職種によってはすでに完全週休2日が実現しています。ここでは実際に週休2日を実現している職種の例を紹介します。

事例1.都市計画業務

災害に強い町づくりに携わる都市計画業務は、基本的に土日が休みの週休2日制です。

実際に就職した方にお話を伺ったところ、住民説明会などで稀に土日の勤務もありますが、確実に振替休日を取れるとのことです。

都市計画の仕事に就職するために特別な資格は不要で、大学の文系学科出身で就職したケースもあります。実際にお話を伺った方はアルバイトで入社してから契約社員、正社員へとステップアップし、都市計画業務に就いています。

文系出身の方や他業界からキャリアチェンジしたい方は、都市計画の仕事を目指すのも1つの方法です。

事例2.設計業務の標準化・自動化のワークフロー作成(BIM化)

設計業務の標準化・自動化に携わる仕事も、週休2日で働くことが可能です。

実際にお話を伺った方は、設計補助の仕事から、グローバル展開している大手エンジニアリング企業への転職に成功し、プラント配管設計の標準化ワークフロー作成(BIM化)に携わっています。週休2日に加え、週1回のテレワークも実現できたとのことです。

近年建設業では設計図面の3D化(BIM/CIM化)を進めているため、設計の知見がありBIM/CIMを学べる方は、優良企業に就職しやすいと考えられます。

【求人例】パシコン技術管理の仕事で建設業週休2日を実現!

パシコン技術管理では、週休2日の建設業求人を多く掲載していることはご存じでしょうか。今回はその求人概要の一部をご紹介します。

1.CADオペレータ・データ管理

  • 仕事内容:CADツールによるプラント設計図面の作成補助、データ入力・管理
  • 応募資格:資格不問、Excel・Word・EメールレベルのPC操作
  • 年収:400万円~650万円

2.点検補助業務(トンネル・橋梁・河川)・CAD

  • 仕事内容:官公庁発注のトンネル・橋梁、河川・砂防点検業務の点検補助(簡易計測・撮影・立会い)
  • 応募資格:普通自動車運転免許、Microsoft office基本操作
    ※Auto CADの経験あればなお可
    ※技術士(補含む)、RCCM、1級土木施工管理技士の保有者は優遇
  • 年収:350万円~550万円(経験を考慮)

3.土木施工管理

  • 仕事内容:自動車道工事の事業監理業務
    (事業計画の整理、測量・調査・設計業務の指導・調整、関係機関との協議、技術支援など)
  • 応募資格:事業計画・設計図書の判断能力
    Microsoft officeソフト・2DCAD基本操作に加え、技術士・1級土木施工管理技士・RCCMいずれかの資格を持つこと
  • 年収:500万円~600万円(経験を考慮)

4.工事計画エンジニア

  • 仕事内容:洋上風力工事における港湾基地工事の計画作成業務
  • 応募資格・経験など:据付計画・輸送計画・重量物のつり上げ計画の経験、風力発電設備関連の経験 など
  • 年収:400万~600万円

5.サブコントラクト業務(工事契約エンジニア)

  • 仕事内容:建設コスト積算、建設サブコントラクト契約締結、現場での契約の運営・管理、サブコントラクトへの業務依頼と見積内容の査定業務
  • 応募資格・経験など:
    見積もり・積算・PC入力が可能な方
    建築・土木・プラント建設での工事契約遂行経験、現場監督経験、見積もり・原価管理の遂行経験
  • 年収:400万~600万円

いずれの案件でも正社員へ登用後は、完全週休2日制(土曜・日曜)、祝日のほか夏季休暇や年末年始休暇、年次有給休暇などが取得できます。

パシコン技術管理では、環境庁・自治体をはじめ大手ゼネコンやプラントメーカーの大規模案件が多く、完全週休2日制の優良企業へ就職が可能です。

ジョブチェンジや資格取得の手厚いサポートも受けられるため、建設業で転職をお考えの方はぜひ、パシコン技術管理の求人をチェックしてみてください。

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